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2017.08.15北福岡

JIA建築展19 日韓合同学生ワークショップ 開催のお知らせ

開催にあたって

平成28年4月14日と16日、マグニチュード6.5の前震と7.3の本震が熊本地方を襲いました。私共JIAは、15日に「JIA災害対策本部」を立ち上げました。そして、この熊本地震によって甚大な被害に見舞われた、熊本県益城町をはじめその周辺地域に震災後約1年に渡り、罹災証明判定支援を行って参りました。
この観測史上初の内陸型(活断層型)連続地震は、大分県にも甚大な被害をもたらしました。大分県由布市日本文理大学湯布院研修所に被災したままの建物が現存しています。北九州市の学生に実際に被災建物の応急危険度判定調査を行ってもらい、修繕が可能か建て替えが必要か、自由な発想による提案を求めて行きます。被災地に身を置くことで自らの目で考察し、再生方法を練り上げて欲しいと思っています。そして、少しでも震災復興、地域活性化の手助けになり、また、自分たちの地域で有事の際には役立つ経験になればと考えています。

JIA 九州支部 北福岡地域会 建築展実行委員会

第47回 まちづくり研究セミナー

対象
建築家を目指す学生
一般市民
建築関係者
JIA会員
講師 第28回 2016年度JIA新人賞受賞者
栗原 健太郎(studio velocity)
松岡 聡(松岡聡田村裕希設計事務所)
演題 栗原健太郎
  講演会:「-人の生活で建築が消えるとき空間が生まれる-」
松岡 聡
  講演会:「敷地をつくる」
開催日 平成29年9月17日(日)
08:40~09:35 講演会①:栗原 健太郎
12:40~13:30 講演会②:松岡 聡
場所 日本文理大学湯布院研修所
大分県由布市湯布院町川上茶屋の上3366-4
(googleマップ)(研修所ホームページ)
定員 100名程度

日韓合同学生ワークショップ

課題

「風景とコミュニティのためのしなやかなデザイン」

敷地の全体的なリノベーションの視点から、エリア全体の良い所は残して伸ばし、問題点に対しては限定的に介入する計画を期待しています。
改修に限らず、建替えや新築でもかまいません。

<分棟形式と景観を活かした計画>

湯布院は火山である由布岳(標高1,584m)の恵みを受けた豊富な湯量を誇る温泉地です。
計画地である日本文理大学湯布院研修所の敷地は、北東方向に緩やかに下る傾斜地に研修棟・食堂棟・宿泊棟・温泉棟・コテージなどが分棟で建ち並び、眼下には雄大に聳える由布岳を望むとても景観に優れた立地になっています。
各棟を移動する際に外部を体験することができる分棟形式の環境の豊かさと、施設内外で望むことのできるすばらしい景観を活かした、内部空間・外部空間のリノベーションを計画してください。

<開かれた大学施設としての計画>

大学は近年、生涯学習のニーズから公開講座が増え、地元企業と大学の共同研究による産学連携事業が行われるようになるなど、地域や社会の拠点としての機能が求められるようになってきました。
この大学研修施設が普段から大学生以外の様々な方々にも使ってもらえるような、今以上に地域と連携する施設にするためには、どのようなプログラムを付加し、どのような建築的リノベーションをおこなって運用すればよいかを考えてください。

<熊本地震被害の調査・復旧判断>

近年日本では2011年3月11日に起きた最大深度7(M9)の東日本大震災に続き、昨年2016年4月16日に起きた震度7(M7.3)の熊本地震でも多くの被害が出ました。
今回の計画地域である大分県由布市は震度6弱を記録し大分県内で最も大きな被害があった都市であり、計画地の「日本文理大学 湯布院研修所」もログハウスの外壁材が落下するなどの被害を受け、運用は再開されているものの、現在も当時のままの被害状況が残されている状況です。
このワークショップでは研修所で実際の地震被害状況を確認・調査するとともにその修繕や構造的補強などの復旧方法、あるいは建替えることが必要か、みなさんの考えるこの場所の再生方法を示してください。

地域の文化・風土を知り、敷地環境や既存施設の構成を知り、そこにほんの一手を加えるだけで既存環境全体に化学反応を起こすような、既成概念にとらわれない敷地環境のリノベーション計画を考えてください。

栗原健太郎  松岡聡

開催日

平成29年9月16日(土)〜18日(月)

場所

日本文理大学湯布院研修所
大分県由布市湯布院町川上茶屋の上3366-4
(googleマップ)(研修所ホームページ)

スケジュール

9月16日(土) 説明・懇親会等
15:00~15:10 開会のあいさつ
15:10~18:30 課題説明・敷地見学・指導
18:30~20:00 懇親会・意見交換
9月17日(日) ワークショップ
08:40~09:40 講演会①(55分+質疑)
09:30~12:00 製作
13:00~14:00 講演会②(55分+質疑)
14:00~18:30 製作
9月18日(月) プレゼンテーション
08:30~13:00 クリティーク12チーム
13:00~13:55 懇親会・表彰式
13:55~14:00 閉会式

参加予定校

日本:4大学

  • 北九州市立大学
  • 九州工業大学
  • 日本文理大学
  • 九州職業能力開発大学校

韓国:4大学

  • 東西大学
  • 東亜大学
  • 釜山大学
  • 釜慶大学

審査員長

栗原 健太郎(studio velocity)
松岡 聡(松岡聡田村裕希設計事務所)

講評(アドバイザー)

尾道 健二(予定) 九州共立大学名誉教授
岩下 陽市(予定) 元九州職業能力開発大学教授
各参加校指導教員
JIA会員

主催

まちづくり研究セミナー事務局
公益社団法人 日本建築家協会 九州支部北福岡地域会

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